今日ご紹介するのは、『浦島太郎』について考察する意見文です。
前回、『浦島太郎』のアフターストーリーを紹介いたしました。
その際に、「善行をおこなった浦島太郎はどうしてこのような結末を迎えてしまったのか」という疑問が湧いてきました。
そこで、今回は『浦島太郎』というおとぎ話を通して、昔の人はわれわれに何を伝えたかったのかを考えることにしました。
イソップ童話など、おとぎ話にはその話を通して「人生の教訓」をおしえてくれるものがあります。
日本のおとぎ話ですと、「花さかじいさん」や「したきりすずめ」などが分かりやすいでしょう。
この『浦島太郎』からY・Nさんが読み取った「教訓」は、こんなものでした。
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小6 Y・Nさん
『浦島太郎』は、カメを助けた浦島太郎が竜宮城に行き、乙姫と過ごした後、玉手箱を開けて老人になってしまう話である。この結末はバッドエンドだが、それには昔の人が伝えてきた教訓が表れている。
私が思うに、このストーリーは、「確認し合うこと」の大切さを伝えたかったのではないだろうか。
バッドエンドにならないためには、乙姫が浦島太郎に竜宮城と地上での時間の進み方の違いを話し、それでも竜宮城に留まる意思があるかを確認することが不可欠だったはずだ。
私たちの日常生活においても、「確認すること」を怠れば、悪い事が起きてしまう。
例えば、問題を解決できなかったり、すれ違いや勘違いが生じて友だちとけんかしてしまったりする。
『浦島太郎』は私たちに大切なことを教えてくれる昔話なのだ。
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こうして改めて考えてみると、子どものころ聞かされてきたおとぎ話の中にも学びがあることがわかりますね。
まごめ国語教室では、このように日常から学びを見つけ、思考力を養う課題に取り組んでいます。
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